アブデルスツノカブト飼育日記
( Diloboderus abderus )
既にご存知の方も多いと思いますが、アブデルスツノカブトは農林水産省の「植物防疫法の規制を受ける昆虫類」として指定をされ、輸入規制の対象となり輸入が禁止されています。
まるぼランドでもこれらの措置を受け、生体の処分をしてこの種の飼育を中止します。
尚、このページの更新はしませんが、資料として存続します。
新入りのアブデルスツノカブトの雄です。
体長30mmと、とても小さく写真を撮ろうとしても動き回って中々ピントのあった写真が取れません。
大きさのイメージは、カプセルトーイの蒸気機関車D-51ぐらいで、材の上に乗せても一時たりともじっとしておらず、20カット程撮ってやっとピントが合っている写真が撮れました。
このアブデルスツノカブトは累代がF1で、2006年4月に羽化したので、早速♂♀を同居させ、1週間程過ぎた時点で♀を産卵セットに投入予定です。
餌は自然界では牛や馬などの糞ですが、昆虫ゼリーもよく食べますので、飼育にあたっての心配はいりません。
(2006-7-14)
こちらはアブデルスツノカブトの♀です。
この♀も♂と同様に動き回って写真を撮らせてくれません。
しょうがなく飼育ケースの中に入れての撮影となりました。
あまり長生きする種類でないのと、連日の猛暑で死んでしまうのではないかと心配しつつ、産卵セットに投入出来る日を待っています。
(2006-7-13)
アブデルスツノカブトの雄と雌が、購入してから2週間で死亡しました。
あっけなく死んでしまいました。
購入して直ぐに1週間同居させ、直ぐに産卵セットに投入、そして8日程で雌が死亡。
あきらめていましたが、卵の2~3個でも見つかればと思い、産卵セットを確認してみました。
あけてみていきなり幼虫1匹発見!!、オーッツ卵産んでいる!!、やったーと思ってマットを確認していると、出るわ出るわ結局幼虫5頭、そして卵が20個あまり、たった8日間でアブデルスは産んでいました。
暴産です!!
(2006-7-29)
何日目に産卵、ふ化したのか判りませんが、たった8日間で初令幼虫。
おそるべし、アブデルスツノカブトと思いながら、こんなにたくさんの幼虫や卵が取れてよかったと思う同時に、幼虫の飼育や羽化までも短期間で進んでいくのではと思っているところです。
(2006-7-29)
アブデルスツノカブト3令幼虫です。
順調に成長しています。
既に3令幼虫になっています。
16頭が飼育されていましたが、2頭が落ちて14頭になりました。
(2006-9-1)
既に3令幼虫になったようです。
小さいプリンカップの中で飼育してきましたが、外側からは幼虫の姿が見えずにいた為、死んでしまったのかと心配していましたが、プリンカップより出してみると全部無事に成長していました。
幼虫がどの程度の大きさまで成長するのか不明な為、とりあえず800mlの容器にマットを詰めて飼育することにしました。
成虫の大きさから察するとそれほど大きな幼虫にはならないとは思いますが。
(2006-9-17)
結局800mlの容器に移動できたのは全部で11頭になりました。
アブデルスツノカブトに関してては自分でも不明な部分が多いので、よく調べながら飼育をしていかなければならないようです。
(2006-9-17)
早くフ化できると思っていたアブデルスツノカブトですが、一向に蛹化の気配をみせません。
マットが少し傷んできたのか、マット上にに出てきています。
既に5ヶ月を経過しています。
早く蛹化して欲しいものです。
(2007-2-1)
アブデルスツノカブトのオスの蛹です。
体長が成虫の大きさから比べてみて、かなり大きい感じがします。
特に腹の部分は全体の大きさから比べて長いように見えます。
あと2~3週間で羽化するのでしょう。
やっと羽化してマットの表面に出てきました。
まだ体色が茶色なので羽化してからそれ程の日数が経過していないようですが、自分でマットの表面まで上がってきていますので、半月は経過していると思われます。
2006/7末に孵化したので7ヶ月あまり経過しています。
オスの成虫はまだ羽化していません。
思っていたより時間のかかる種類です。
(2007-2-16)