テルシテスヒメゾウカブト飼育情報
( Megasoma thersites )
飼育温度
幼虫飼育材
生息地域
メキシコ バハカルフォルニア
体長
♂ 27~45mm、♀ 27~40mm
成虫寿命
3ヶ月
幼虫期間
10ヶ月~12ヶ月
♂
♀
成虫飼育
テルシテスヒメゾウカブトの大きさは、小型サイズのカブトムシと同じか、それより少し小さい大きさです。
体に少し長めの毛が生えているのが特徴です
寿命の短い種ですから、手に入れたら早めに産卵させることをお勧めします。
累代で生まれた個体も、後食が終わったら早めに交尾をさせて、産卵にのぞみます
成虫飼育には、小型の飼育ケース、カブトマット、材、昆虫ゼリーを用意します
冬場の飼育には加温が必要で、20℃以上の環境になるようにして下さい。
温室に関する詳しい情報はクワガタ、カブト飼育用簡易温室の作り方
クワガタ、カブト用かんたん温室の作り方のページに詳しく書かれています。
幼虫飼育
幼虫飼育には、カブトマットを使用します。
初令~2令迄200mlのプリンカップ、それ以降は1000~1500mlの飼育容器で飼育します。
- カブトマットに、水を混ぜてよくかき混ぜます。
水分量は、手でギュッツと握った時に、水が垂れずに、手を開いた時に、お団子が出来るぐらいです。
- 飼育ケースの中に、飼育マットを2~3回にわけて、スリコギを使って詰めます。
- マットの表面に、幼虫が入るくらいの大きさの穴を掘り、スプーンを使って幼虫を頭から入れます。
- 幼虫がマットに潜って行ったら、フタをします。
- 暗くて静かで、温度変化の少ない場所に保管します。
マット交換の時は、全交換するのではなく、フルイを使って糞をより分け、不足した分を追加する方法で、交換して下さい。
より分けた古いマットを幼虫の周りに入れることによって、ストレスや急激な変化を抑えます。
3ヶ月に1回を目安に、マット交換をしてあげます。
コバエが大量に発生した場合以外は、一部交換のみにして、コバエが発生してもマットの表面から4~5センチを捨ててしまい、残りをフルイでより分けてあげれば使用できます。
産卵セット
産卵セットは中型~大型の飼育ケース又は衣装ケース、カブトマット、材、昆虫ゼリーを用意します。
- カブトマットに、水を混ぜてよくかき混ぜます。
水分量は、手でギュッツと握った時に、水が垂れずに、手を開いた時に、お団子が出来るぐらいです。
- 飼育ケースの底に、カブトマットを10センチ程の高さまで、スリコギを使ってカチカチに突き固めます。
- さらに、その上に10センチぐらい高さ迄、カブトマットを手で押し固める程度で入れます。
- マット表面に、樹皮や材、昆虫ゼリーを数個置きます。
- フタをして、暗く静かで温度変化の少ない場所に保管します。
成虫を投入後およそ3週間程度で卵を産みますので、卵で取り出す場合は産卵セットをひっくり返して、中のマットから卵を取り出します。
全部幼虫で取り出したい場合は、ビニールを掛け、乾燥に注意してあと1カ月待ちます
取り出した卵の孵化方法は卵の孵化方法に詳しく書かれてあります。
卵の大きさは体に比べると大きい方で、国産のカブトムシと同じ程度の大きさです。
幼虫で取り出した場合、5週間~6週間程でほとんどの卵が孵化しますので、産卵セットをひっくり返して幼虫を取り出します
プリンカップを用意して、産卵セットで使用したカブトマットを詰め、幼虫を1匹づつ飼育します。