ギラファノコギリクワガタ飼育日記
( Prosopocoilus giraffa )
南インド産ギラファノコギリクワガタの♂、95mmです。
プロポーションからすると、オオアゴ部分が体長から比べて若干短いように見えますので、飼育次第では100mm以上に羽化させることも出来るかと思います。
飼育品F1個体で、やっと交尾可能な状態になったようで、♂♀一緒にしてあげたところ直ぐに交尾を始めました。
心配した♀殺しも無く、♂♀仲良く1週間の同居でした。
(2006-8-24)
南インド産ギラファノコギリクワガタの♀です。
飼育品F1個体、体長45mmです。
♂♀同居させたところ、直ぐに交尾を始め、一週間同居させたあと、産卵セットに投入しました。
今の時期からの産卵セットですから、冬場は当然温室入りとなります。
(2006-8-24)
ギァファノコギリクワガタの亜種nirgirensisの特徴が出ています。
(2006-8-25)
こちらは♀です。
同じノコギリクワガタの仲間のコンフキウスノコギリクワガタの♀と良く似ています。
口唇ヒゲが多目なので見分けは付きますが、混じってしまうと選別に苦労するでしょう。
(2006-8-25)
2006-9-29に2令で投入したギラファノコギリクワガタの菌糸瓶です。
全部で8本あります。
やっと食痕が現れて来て、一安心です。
いつもながら食痕が見えるまではとても不安になります。
ここまで来るとあとは失敗することが少なく、しいて言って羽化の時に羽化不全が発生する可能性も残っています。
この後の菌糸瓶交換は雄雌判別後、雄は1.5リットルの菌糸瓶に、雌は850ミリリットルの菌糸瓶に交換します。
(2007-2-1)
菌糸瓶の交換をしました。
この個体は17g、オスです。
フ化日が10/15~10/18にかけてですから、フ化後4ヶ月弱の日数となります。
1回目の交換で1500ミリリットルの菌糸瓶に移動となります。
期待していた体重よりも少ないような気がしますが、こんなものなのでしょうか??
(2007-2-12)
久しぶりに菌糸瓶を確認したところ、1本の瓶が下半分が食痕で、上半分が暴れて菌糸が無くなっていました。
丁度1ヶ月前に移動したばかりの幼虫でしたが、大きい菌糸瓶に移動することにしました。
体重を量ってみると前回18gから今回17gと1g減少していました。
体色はさほど黄色くなっていませんが、体重の減少が気になります。
3令中期~後期に入ると体重の増加が止まりますが、未だそこまでは成長していないようです。
とりあえず1.5リットルの菌糸瓶に投入して様子をみます。
(2007-3-21)
菌糸瓶の交換をしました。
1本目850mlに投入した幼虫ですが、初めの頃は底の方に食痕が見えた程度でしたが、急に食い進んで食痕だらけになりました。
オスの幼虫で、体重が36グラムですから、あと少しで体重の増加がとまるでしょう。
1.5リットルの菌糸瓶に投入して、あと1回菌糸瓶を取替えれば羽化するでしょう。
ギラファなどの大アゴの長い種類を羽化させるには、3令以降では1.5リットル以上の菌糸瓶が絶対に必要です。
(2007-4-13)
ギラファノコギリクワガタの雌の新成虫です。
2006年9月半ばに孵化して9ヶ月経過しての羽化です。
850mlの菌糸瓶を都合2本使用しました。
雄の方は未だ幼虫で、もうじき前蛹になる状態で、羽化までにあと1ヶ月~1ヶ月半はかかるようです。
(2007-6-16)
ギラファノコギリクワガタの雌の雄の蛹です。
蛹化して2週間ほど経過していますが、既に雌は全て羽化が終わっていて、かなりの羽化ズレとなってしまいました。
蛹での体長が70mmぐらいありますから、羽化時には親と同じ95mm前後で落ち着くのではないでしょうか。
2006年9月中旬に孵化していますから、蛹化まで13ヶ月要したことになり、羽化までにはあと1ヶ月弱必要でしょうから、最終的には14ヶ月で羽化と言うことになりそうです。
(2007-11-3)
ギラファノコギリクワガタの雌の雄の新成虫です。
上の蛹とは別の成虫が羽化をしていました。
羽化してから10日程度経過しているようです。
体長は103mmとインドギラファとしては、まあまあの大きさです。
この成虫は孵化後、13ヶ月で羽化したことになります。
秋から冬にかけて羽化する成虫の数が減り、飼育棚の中もちょっと寂しくなるので、新しく成虫が羽化すると、とても嬉しい気持ちになります。
(2007-11-17)