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クワガタ、カブトムシの

   

アブデルスツノカブト飼育情報

( Diloboderus abderus )

既にご存知の方も多いと思いますが、アブデルスツノカブトは農林水産省の「植物防疫法の規制を受ける昆虫類」として指定をされ、輸入規制の対象となり輸入が禁止されています。

まるぼランドでもこれらの措置を受け、生体の処分をしてこの種の飼育を中止します。 尚、このページの更新はしませんが、資料として存続します。

農林水産省 植物防疫所 「植物防疫法の規制を受ける昆虫類」へのページ


アブデルスツノカブト ( Diloboderus abderus )

飼育温度

飼育温度

幼虫飼育材

カブトマット

生息地域

ブラジル南部~アルゼンチンの高原

体長

♂ 20~35mm、♀ 20~30mm

成虫寿命

3ヶ月~5ヶ月

幼虫期間

5ヶ月~6ヶ月


アブデルスツノカブト雄

アブデルスツノカブト雌

成虫飼育

成虫飼育には小型の飼育ケース、飼育マット又はおがくずマット、転び止めの樹皮、昆虫ゼリーを入れます。

とても短命な種類ですから、卵を産ませる場合、早めに交尾、産卵セットを組んだ方が良いようです。

体が小さく、コガネムシ程度の大きさです。

飼育ケースの中ではじっとせず、常にうろうろと歩きまわります。

あまり大きいケースを使わずに、表面に樹皮などをひいて、転んでも起き上がれるようにします。

飼育温度は、24~25℃が良いようです。

冬場の飼育には加温が必要で、温室などを使って、20℃以上の環境になるようにして下さい。

温室に関する詳しい情報はクワガタ、カブト飼育用簡易温室の作り方

クワガタ、カブト用かんたん温室の作り方のページに詳しく書かれています。


幼虫飼育

幼虫飼育には、カブトマット、初令~2令迄200mlのプリンカップ、それ以降500~1000mlの飼育容器を使います。

  1. カブトマットに、水を入れてよくかき混ぜます。
  2. 水の量は、手でギュッツと握った時に水が垂れずに、手を開いた時に、お団子が出来るくらいです。

  3. 飼育容器に、加水したカブトマットを入れ、軽く手で押し固めます。
  4. マットの表面に、幼虫が入るくらいの大きさの穴を掘ります。
  5. スプーンを使って、幼虫を頭から入れます。
  6. 幼虫がマットの中に潜って行ったら、フタをします

マットの交換は1~2回でオス、メス共に羽化させることができます。

3令以降のマット交換は、幼虫が死んでしまうことが多いので注意して下さい。

幼虫は、トンネルを掘ってマットの表面に穴を開け、出てくる事があります。

体が小さく、飼育容器の外側から幼虫の成育状態を確認するのが難しく、間違って蛹室を壊してしまうことがあります。

羽化して、マット表面に出てくるのを待つしかありません。

飼育温度は24~25℃が適温です。


産卵セット

産卵セットには、小型~中型の飼育ケース、カブトマット、転び止めの樹皮、昆虫ゼリーを置きます。

  1. カブトマットに、水を入れてよくかき混ぜます。
  2. 水の量は、手でギュッツと握った時に、水が垂れず、手を開いた時に、お団子ができるくらいです。

  3. 飼育ケースの底に、加水したカブトマットを入れて、スリコギでカチカチに固めます。
  4. 固めたマットの上に、加水したカブトマットを入れて手で軽く押し固めます。
  5. マットの表面全体に、樹皮を敷いて、昆虫ゼリーを1~2個置きます。
  6. 交尾済の、アブデルスツノカブトのメスを、一匹だけ入れてフタをし、暗くて静かで温度変化の少ない場所に保管します。

約2週間ぐらいすると、飼育ケースの底に幼虫が見つかりますので、200mlのプリンカップに産卵セットで使ったマットを詰めて、幼虫を一匹ずついれます。

2ヶ月以内を目安に大きい飼育容器に移し、そのまま羽化させます。

産卵から孵化迄の期間がかなり短く、全体的に孵化~羽化までの期間が短かい種です。

保管は暗くて静かな場所に保管し、24~25℃の環境が一番良いでしょう。


産卵セット説明図

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