ホーム> クワガタ、カブトムシの飼育> パラワンオオヒラタクワガタ飼育情報> パラワンオオヒラタクワガタ飼育日記 Follow @maruboland パラワンオオヒラタクワガタ飼育日記 ( Dorcus titanus palawanicus ) インセクトフェアーで手にいれたパラワンオオヒラタクワガタの♂100mm、WD(野生採集)です。 同時に♀も手に入れましたが、♀もWDなのでこの♂との組み合わせで交尾させても、この大きさの子供が生まれるかどうか、運を天に任せるしかありません。 追いかけ交尾をさせるリスクよりそのまま産卵セットに入れてしまったほうが、卵を産ませるには安全をとるべきかと思い、そのまま産卵セットに入れてしまいました。 ヒラタクワガタの中でもこの種は特に凶暴で、♀殺しはよく起こること、人によっては♂の大あごを針金で縛ってから交尾をさせる人もいるそうです。 雄雌共に成熟していれば普通に交尾するでしょう。 そうでなければ自然界で雌がいなくなってしまいますよ。 (2006-9-29) とても元気♂で、ゼリー交換のたびに大アゴを左右に振って威嚇します。 動きもかなり俊敏で、油断をすると強力な大アゴに挟まれそうです。 しかたなくゼリー交換の時は割りばしを使ってゼリー交換をします。 この大アゴに挟まれると大量出血は確実です。 怖いですが、なかなか格好が良いです。 ボルネオオオヒタラクワガタよりも大アゴが長く、スマートな感じがします。 (2006-9-29) パラワンオオヒラタクワガタの拡大写真です。 表面にボツボツと小さな突起があります。 又、前胸背板の外周部分にはまるでミシンで縫ったような縁取りが見えます。 まるで鎧のようです。 (2006-12-21) 眼縁突起(がんえんとっき)の拡大です。 眼を守るためにあるのでしょうか、この眼縁突起の無い種類もあります。 この部分の形も同定の為の要素となります。 (2006-12-21) パラワンオオヒラタクワガタのフ化したばかりの幼虫です。 しかも2007年1月1日、元旦に生まれたおめでたい幼虫です。 体は透き通っていて、頭だけは不似合いに大きく、生まれたばかりの幼虫はみなこんな感じです。 こんな小さい幼虫が100mmを超える成虫にまでなるとは想像も出来ません。 (2007-2-3) 2006-9月末にフ化したパラワンオオヒラタクワガタの幼虫です。 全部で19頭いますが、菌糸瓶の交換時期が来た為、一斉の交換となりました。 体重がそれ程増えていないようですが、これからもっと大きくなるのでしょうか。 雄の個体は1.5リットルの菌糸瓶に、雌の個体は850ミリリットルの菌糸瓶に入れます。 雄の場合最終的には菌糸ブロック(およそ3.5リットル)1個を丸のまま飼育ケースなどに入れて羽化させます。 (2007-2-3) パラワンオオヒラタクワガタ雄の幼虫の顔です。 大あごの内歯は成虫の大あごの先端部分と同じようにギザギザがあります。 又、口の部分には昆虫ゼリーを舐める訳でもないのにブラシ状の毛が生えています。 頭の上にある白い模様(縫合線)は他の種類でもほぼ同じ形をしていています。 (2007-2-3) 早くもメスのパラワンオオヒラタクワガタが蛹化しました。 2006-9月末にふ化した幼虫ですから、4ヶ月半での蛹化です。 メスは早い時には3ヶ月台で蛹化することもありますので、時期としては普通でしょう。 オスは8~10ヶ月はかかりますので、先に羽化したメスの成虫が生存していないと累代が失敗してしまうので、メスの成虫管理もしなくてはいけません。 それにしてもずいぶんと短期間に羽化するもので、ネプチューンオオカブトやサタンオオカブトなどやたらに長い幼虫期間の飼育と比べるとまさしく「あっと言う間」の言葉どおりです。 (2007-2-15) 菌糸瓶の交換をしました。 最初に投入した850mlの菌糸瓶で、なかなか外側に食痕が現れずやきもきしていましたが、食痕が現れたらあっと言う間に食痕だらけになってしまい、あわてて交換しました。 オスの36gですから、まだまだ大きくなるでしょう。 既に羽化したメスの成虫がいて、菌糸瓶の蛹室内で寝ている成虫もいて、かなりの成長の早さに違いが出ています。 大型サイズを狙う為、今回は1.5リットルの菌糸瓶に投入しが、次回の交換時には1.5リットル以上の菌糸瓶が必要になります。 (2007-4-13) パラワンオオヒラタクワガタのメスの新成虫です。 菌糸瓶で飼育してきた個体で、1ヶ月前にすでに羽化していましたが、そのまま放っておいたところ、そこのほうから這い上がってきました。 2006-9末に孵化したので、孵化までに6ヶ月を要して、1ヶ月で表面に出てきました。 まだ後食はしていませんが、あと2週間もすれば後食もはじまると思います。 (2007-4-28) こちらもパラワンオオヒラタクワガタのメスの新成虫です。 この種類、意外と長生きなのか、オス親、メス親共に健在です。 オス親は100mmあり、未だ幼虫のオスたちの羽化が楽しみです。 大型に羽化させる為に、大きい菌糸瓶を用意しなければならないので、全てを菌糸瓶で飼育するのは大変です。 それもあって、一部はマットで飼育している幼虫もいます。 (2007-4-28) マット飼育をしていたパラワンオオヒラタクワガタがようやく前蛹になりました。 沢山の幼虫が採れたので、マット飼育と菌糸瓶飼育の両方で飼育をしました。 ♀は既にほとんどが羽化が完了していて、後は雄の羽化を待つばかりですが、10ヶ月かかってやっと前蛹になったようです。 羽化までにはあと1ヶ月~1ヶ月半は必要でしょうから、予想では9月に入ってから、約12ヶ月を要しての羽化となるでしょう。 サイズはもう少ししないと確認できませんが、菌糸瓶で飼育したグループよりは小さいでしょう。 (2007-7-29) こちらは菌糸瓶にて飼育していたパラワンオオヒラタクワガタの雄の蛹です。 マット飼育に比べると成長速度も早く、あと半月もすると羽化できるようです。 大きさは外側から見た感じでは、そこそこの大きさで雄親100mmを超えるかどうか、楽しみなところです。 又、菌糸瓶飼育とマット飼育でどの程度成長差が現れるか、興味のあるところです。 (2007-7-29) マットで飼育していたパラワンオオヒラタクワガタの雄がやっと羽化しました。 孵化から約1年を要したことになります。 体長はそれ程大きくはありませんが、80mm~90mm前半程度はあります。 同時に4匹の雄が羽化をしていますが、未だ完全に行動を始めた訳ではないので、脚を引っ込めたままダルマの様に動きません。 動き始めて、後食が始まるのにはあと1ヶ月程度はかかりそうです。 (2007-9-8) Follow @maruboland △ ページトップへ HOME クワガタ、カブトムシの飼育 研究室 昆虫たち 工作室 フリー素材写真 リンク