ヘラクレスヘラクレス飼育日記
( Dynastes hercules hercules )
ヘラクレスヘラクレス雌の新成虫です。
2003年12月末に購入した♂1♀2のうちの幼虫が羽化しました。
もう一匹の♀も既に蛹化しており、羽化を待つばかりの状態です。
♂も蛹化しており羽化が楽しみです。
ちなみに
♂ 最終計測 10/18 110g
♀ 最終計測 9/12 58g
♀ 最終計測 9/12 63g
(羽化日 2005-1-9)
サイズは未計測ですが、後食のあと計測する予定です。
ヘラクレスヘラクレス雄の蛹です。
マット上部をあけて、蛹の確認をしました。
蛹室の長さは185mmありました。
人口蛹室の飼育に切り替えました。
蛹の大きさが150mm程ありますので羽化時には140mm前後になると思います。
前蛹2004-12-7
蛹化2005-1-3
ケースの右端まで蛹室があり長さ180mm、巾70mmあります。
この蛹室(♂)と♀の蛹室がありますので、これを参考に、工作の部屋で人口蛹室をよりリアルに再現してみます。
♂が羽化不全で死んでしまいました。
♀2匹は元気ですので、♂を手に入れて飼育の継続をしようと思っています。
(2005-2-20)
ヘラクレスヘラクレス雄、新規購入の成虫です。
♂が死んでしまった為、オークションで♂を手に入れました。
2005-3-5生まれの135mm角曲がりです。
後食は開始していますが、ペアリングをしてもじっと♀の上にのっかたまま、交尾を始めません。
成熟するのにもう少しかかるようです。
(20005-5-7)
そろそろ良いかと思い交尾をさせてみました。
すぐに交尾を始めて、これは良いと思いそのまま飼育ケースに♂♀をいれたまま、外へ出かけてしまいました。
帰ってきてからお互い離れていたので、交尾完了と思い別々のケースに移動させました。
数時間後♀を見るとグッタリとして元気のない様子でした。
翌朝♀は☆になっていました。
たぶん交尾しすぎたのですね。
よく見ていて交尾させないとこういうことになるんですね。
最初にセットしたメスから、ヘラクレスヘラクレスの卵を21個とることができました。
そしてプリンカップで飼育してきたところ、8頭の幼虫が孵化しています。
既に2回目の産卵セットを組んでメスを入れてありますので、6週間後ぐらいには卵、又は幼虫を見ることが出来るでしょう。
ヘラクレスヘラクレスもこれからが長い飼育となりますので、温度管理とマットの交換を怠らずにしなければ、羽化までこぎつけることが出来ません。
(2005-7-12)
ヘラクレスヘラクレスの飼育ケースです。
60Cmの水槽に1匹だけと、かなりゆったりした環境です。
常温で飼育できる期間はこちらで、寒くなったら飼育ケースの大型に入れて温室での飼育になります。
いずれにしろ♂♀同居させますと、♂の交尾欲が強く、嫌がる♀をつき刺してしまうことがありますので、別々に飼うしかありません。
(2005-7-29)
ヘラクレスヘラクレスの♀がとうとう☆になってしまいました。
このところの猛暑で、産卵セットの中に入れておいたのですが、朝みたところ動かなくなっていました。
既に幼虫が21匹おりますが、2回目の産卵セット中なので、どれくらい卵を産んだのか不明です。
猛暑により、マット内の温度が上りすぎていたようで、卵や幼虫も溶けてしまうのではないかと心配です。
(2005-8-6)
こちらの幼虫は2005年7月に孵化した個体です。
孵化後6ヶ月経過、3令幼虫となります。
現在温室内にて23℃で飼育中です。
同じ時期に孵化したエレファスゾウカブトの幼虫に比較して、ヘラクレスヘラクレスの幼虫はそれ程黄変していません。
体重のから察すると雄だと思います。
(2006-1-15)
こちらの幼虫も2005年7月に孵化した個体です。
大きさからすると雌だと思います。
現在7頭の幼虫を飼育しています。
(2006-1-15)
2つ上の写真の幼虫です。
前回よりも若干体が黄変してきて、体毛も濃くなってきたようです。最終的には100グラムは越すことが出来るでしょうが、今の成長速度から考えると、100グラム前半程度で止まってしまうような気がします。
(2006-2-20)
やっと100グラムになりました。
蛹化までにはまだまだ時間がかかりますが、ヘラクレスの♂は狭いケースで羽化させると角曲がりが発生し易いので、巾30cm程ある中型ケースに移動させました。
本来なら早い時期に移動させるべきですが、温室のスペースが他の種類の虫に占領されて、なかなか移動させることができませんでした。
そろそろ暖かくなってきたので、安心して移動ができました。
(2006-3-12)
順調に体重が伸びてきています。
100グラムを超えてからあとどれくらい体重がふえるのか、楽しみです。
既にメスは蛹化した個体もいますので、羽化ずれも心配になります。
(2006-4-16)
ヘラクレスヘラクレスの雌が羽化をしました。
ケースの底に蛹が見えていたので、そろそろかと思いマットを開けて見たところ、羽化完了していました。
6月の末頃に羽化したものかと思われます。
孵化が7月初旬ですからほぼ1年で羽化したことになります。
冬場も24℃程度で飼育したため、割りと早くに羽化できたようです。
他にもう1匹の雌が同時期に羽化しています。
雄は別の飼育ケースで飼育した為、まだ蛹化していませんが、そろそろ前蛹の状態で、羽化まであとわずかという状態になってきました。
(2006-7-9)
待ちに待った、ヘラクレスヘラクレスがやっと羽化しました。
7月にフ化した幼虫から18ヶ月かかったことになります。
残念なことに、おもいっきり羽化ずれがおこり、雌はなぜか先に死んでしまいました。
逆に1頭だけ蛹の状態の雌がいます。
産卵させるのには、雌の産卵準備が整うまでには、タイミングが悪いような気がします。
新しく雌だけ購入して、ついでに血を新しくして、産卵させるしかないようです。
(2006-12-23)
ヘラクレスヘラクレスの新成虫です。
サイズ140mmありました。
雄がのこり2ひき蛹化していますので、どれくらいの大きさで羽化するか楽しみです。
この成虫よりも幼虫時には体重が重く期待がもてます。
(2007-1-12)
上のヘラクレスヘラクレスと同じ時期に孵化した個体ですが、いまだに蛹でいます。
孵化後18ヶ月半になりますから、あと一月で羽化したとしても後食開始は4月頃になるでしょう。
その分大型が孵化する期待も持てるのですが。
(2007-2-4)
残念!!
羽化したヘラクレスヘラクレスが角曲がりになってしまいました。
蛹室の大きさは、写真のようにそこそこの大きさがあったのですが、お尻の部分に幼虫から蛹になった時の抜け殻と、蛹から羽化した時の抜け殻がたまってしまい、蛹室の長さを短くしてしまったようです。
このヘラクレスヘラクレスの親虫はやはり角曲がりだったのですが、蛹室の作り方が下手なのは遺伝なのでしょうか?
羽化後1ヶ月待ってのご対面だったのですが、とても残念な気持ちです。
(2007-2-22)