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クワガタ、カブトムシの

   

カブトムシ飼育情報

( Allomyrina dichotomus )

カブトムシ ( Allomyrina dichotomus )

飼育温度

飼育温度

幼虫飼育材

カブトマット飼育

生息地域

北海道、本州、四国、九州


体長

♂ 45~85mm、♀ 40~60mm


成虫寿命

2ヶ月


幼虫期間

10ヶ月~12ヶ月


カブトムシ雄の写真

カブトムシ雌の写真


成虫飼育

成虫飼育には中型~大型の飼育ケース、カブトマット又は針葉樹マット、材、昆虫ゼリーを用意します。

  1. 飼育ケースの中に、飼育マット、カブトマット、針葉樹マットのいずれかを3センチぐらいの深さまで敷きます。
  2. えさ皿と、成虫が転んだ時に掴まる木か、木の皮を置きます。
  3. 昆虫ゼリーを餌皿に入れます。
  4. オス、メスの成虫を1組入れます。

カブトムシのオスは、一つの飼育ケースの中に2匹以上、入れてはいけません。 同じ飼育ケース内にオスが2匹以上いると、オス同士のケンカが始まってしまいます。

同じケースの中に沢山のカブトムシを入れる時は、オス1匹にメスを2匹、3匹と言うようにメスを何匹入れても構いません。

沢山のメスを入れても、オスは全部のメスと交尾が可能ですし、ケンカも始まりません。 メスが多すぎると、オスはくたびれて死ぬのも早いですが。

餌皿は無くても大丈夫ですが、成虫が転んだ時につ掴まることが出来るのと、マットがゼリーで汚れないなど、掃除が楽になりますので、出来るだけ入れて下さい。

食べ盛りのカブトムシは、ゼリーをたくさん食べ、オシッコとゼリーを食べ散らかして、マットがすぐに汚れてしまい、くさい匂いや、コバエの原因となりますから、匂いを吸い取ることが出来る、針葉樹マットを入れるのを、お勧めします。

針葉樹マットはカブト、クワガタ用だけでなくハムスター用でも使えます。

カブトムシは、太陽や照明の光が当たると、すぐに騒ぎ出しますので、静かで暗い場所で飼育して下さい。

マットの湿り気がなくなると、弱って死んでしまいますので、湿り気をチェックして霧吹きで湿り気を与えて下さい。

少ない量でしたら、霧吹きで直接体に吹きつけてあげても大丈夫です

クワガタの幼虫飼育で使った菌糸ビンの食いカスや、マットもカブトは食べますから、捨てないでカブトに使って下さい 。


幼虫飼育

幼虫飼育には、孵化したての頃は200mlぐらいのプリンカップ、1ヶ月過ぎたら500ml~1000mlの飼育容器を用意します。マットはカブトマット、又は腐葉土を用意します。

  1. カブトマットに、水を入れよくかき混ぜます。
  2. 水の量は、ギュッツと握っても水が垂れないぐらいです。
  3. カブトムシの場合、クワガタと違って固く詰め込む必要はありません。
  4. 初令~2令の幼虫が小さい頃は、カブトマットを容器に詰めて、表面に幼虫が入るくらいの大きさの穴を掘り、スプーンを使って幼虫を穴に入れます。

幼虫が大きくなったら、飼育容器の中に先に幼虫を入れておいて、後からカブトマットを被せるように入れても大丈夫です。

幼虫はマットを沢山食べて、沢山の糞をしますので、3ヶ月に1回ぐらいマットをフルイにかけて、糞を取り除き、足りなくなった分、マットを足してあげて下さい。

マットを全部取り替えてしまうと、急激に環境が変わり、幼虫にとって居心地が悪くなりますので、コバエが沢山発生してしまった時以外は、全部取り替えるのはやめましょう。

1令から2令ぐらいまでは、プリンカップで育てることができますが、3令を過ぎたら500ml~1000mlの飼育容器に移して育てて下さい。

幼虫が孵化した翌年の6月~7月には蛹になりますので、それより前のカブトマットの交換時に、カブトマットを手でギュッツと押し込んで、少し固めに詰めてあげると蛹室を作った時に、蛹室が崩れにくくなり、羽化不全の防止が出来ます。

カブトムシは縦に蛹室を作りますから、飼育容器は底の広さよりも深さのある飼育容器を選び、マットは飼育容器の上迄入れて、最低でも15センチ以上の深さを確保して下さい。

大きい飼育ケースを使うと、沢山の幼虫を一緒に飼育することが出来ますが、蛹室を作る時に隣の蛹室との間隔を10センチぐらい離れて蛹室を作りますので、飼育ケースの大きさを考えて入れる幼虫の数を決めて下さい。

幼虫を沢山入れて狭過ぎた場合、底で蛹室を作ることが出来なかった幼虫がマットの表面に出てきてしまい、マットの表面で蛹になり、羽化不全になってしまいます。

カブトムシの幼虫は、冬の寒さにも強いですから、マットの中に潜っていれば大丈夫です。

カブトマットが乾燥しない様に新聞紙、ビニールなど被せて温度変化の少ない場所で保管して下さい。

幼虫は6月~7月頃には蛹室を作り始め、7月~8月にかけて羽化します。


産卵セット

産卵セットには、中型程度の飼育ケース、カブトマット、材、昆虫ゼリーを用意します。

  1. カブトマットを、フルイを使って目の細かい部分と、粗い部分により分けます。
  2. より分けたカブトマットに、水を入れてよくかき混ぜます。
  3. 飼育ケースの中に、集めた細かいカブトマット入れます。
  4. 水の量は、ギュッツと手で握っても、水が垂れない位までです。
  5. 加水したカブトマットを、飼育ケースの底から5センチ位いの高さ迄、ビンの底やスリコギを使ってカチカチに突き固めます。
  6. フルイに掛けた残りの目の粗いカブトマットに、水を入れてよくかき混ぜます。
  7. 飼育ケースの上の縁から5センチ位下がった高さまで、目の粗いカブトマットを入れ、手で軽く押し詰めます。
  8. マットの表面に、木や木の皮を置いて、ゼリーを数個置きます。
  9. カブトムシのメスを1匹だけ、又は、オスとメス一組を入れて、そのまま飼育します。

2~3週間すると飼育ケースの外から見て、白い卵が見え始めます。

卵が見え始めたら、一緒にオスを入れた場合は、オスを取り出して、別の飼育ケースに移して飼育して下さい。

オスを入れたままにすると、オスがカブトマットの中に潜った時に、卵を踏み潰されてしまいます。

カブトムシのオスもメスも普段はマットの中に潜って生活しますので、ゼリーを食べにマットの表面に出て来た時に捕まえると簡単に取り出せます。

メスのカブトムシもマットに潜っていますので、自分で産んだ卵を自分で踏み潰すことがありますから、外から見て卵が沢山見える時は、卵だけ取り出してプリンカップなどに入れて孵化させる方法もあります。

カブトムシは一度に沢山の卵を産みますので、卵の生まれ過ぎにも注意が必要です。

卵が幼虫になる迄オス、メスを一緒に入れておくと、卵や幼虫の数がそれ程沢山増えません。

逆に全部踏み潰されて、幼虫や卵の数がゼロになってしまうこともありますので注意して下さい。


産卵セット説明図

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