エラフスホソアカクワガタ飼育日記
( Cyclommatus elaphus )
エラフスホソアカクワガタの雄です。
大きくするとこんな顔、結構アゴが長いですね。
飼育は温度管理さえできれば簡単です。
初めて購入した時、この虫の生態を事前に調べていなかったので、買ってからが大変でした。
特に夏の暑い盛りに購入したもので、あわててクーラーボックスの中に冷却材を入れて冷やしたりしたのですが、1日のうちに何回も取替えというと、そう長続きしませんよね?
しょうがないので自作で冷温蔵庫をつくり、それ以降は、ほとんど餌替えの手間程度で済む様になりました。
これからこの虫を飼う方は、それなりの準備をしてから、購入された方が良いと思いますよ特に夏場は。
成虫、幼虫、産卵ともに17℃~20℃が適温です。
2003年の8月に購入、写真に写っていませんが、手足、触角は全てそろっています。
WILD個体なのでそろそろ寿命か?
夏場は、17~18度の環境で、冬場は19~20度の環境で、幼虫と一緒に、特製のクワガタ飼育用冷蔵庫の中で、飼育しています。
幼虫は下に写っている、かなり大きめのタッパの中で飼育しています。よく見るとフセツが取れています。
まさしくエラフス(鹿)のようです。
見る位置によって、色が変わって見えますが、赤銅色かグリーンメタリックに見えることが多い。
幼虫は3頭とれたのですが、1頭は溶けてしまって、現在は2頭のみとなってしまいました。
体重は測定してませんが、体長6Cm、胴回り1Cmぐらいの大きさです。
9月末頃の生まれですから、もう少しで蛹になってしまうのか?
未だ、体色が白いのと、体がパンパンに張っているので、もう少し大きくなってほしいと思っています。
性別は写真で見るとメスのような気がする
うえの成虫が写りが良くなかったので再度アップ。
2004-4-20現在健在です。
2004-4-27に残念ながら☆になりました。
上からみたところ
幼虫の飼育容器は100円ショップ購入の4Lのタッパーです。
こんなに大きな容器は特に必要なかったのですが、ただただ大きく育って欲しいと思う気持ちから選んだのですが。
大きさの割りに高さが6cmと低い為、がさばらずに保管できますので、他の種類の幼虫にも使用可能だと思います。
上の幼虫がサナギになりました。
大あごも見えています。
どれぐらいの大きさで羽化するのか、楽しみです。
もう1頭のほうはメスでした。
やはりサナギになりましたので、1~2週間のうちに♂、♀共に羽化できるでしょう。
(2004-4-20)
中の様子がよく分からなかったので、待ちきれずに蛹室をこわして、人口蛹室にしてしまいました。
羽化時の予想の大きさは60mm~70mmぐらいでしょうか?
♂の親に比べると、ひとまわり程小さい感じ。
無事に羽化できれば良しとするか。
(2004-5-8)
可愛い目も黒くなってきて、羽化を待つばかり。
大アゴ根元側の内歯部分からアゴの先端部分までの長さが親と比べると極端に短い。
羽化時に少しでも伸びるのか?
この長さのままで固まってしまうのか?
羽化の時の観察が楽しみです。
(2004-5-8)
上の蛹が羽化したエラフスホソアカクワガタの♂です。
期待に反して、体長60mmに満たないものでしたが、初めての飼育でここまでできたので、よしとします。
今年は、もう一度チャレンジして、とりあえず、60mmアップをめざしたいと思います。
よく見ると、目がブルーアイになっていますが写真を補正したわけではなく、撮影して初めて気が付いたものです。
まだ、羽化したての為、大あごの部分に皮がついているのが、見えると思います。
今年は♂が2匹羽化して、ほぼ同サイズのものが羽化しています。
産卵セット後の温度管理が、ほぼ17℃で管理していたためか、生体にとっては良い環境だったかもしれませんが、卵を産んでもらうという観点に立つと、温度が低すぎたのかも知れません。
卵は3卵しか取れずに、途中で1頭おちて結局2匹しか羽化できませんでした。
今度は産卵迄の温度を20℃ぐらいで管理して見ようと思います。
今年の新入りのエラフス君です。
前年のエラフスホソアカクワガタは赤銅色の個体でしたが今年はグリーン系統の個体を選択しました。
体長は♂75mm、♀40mmと、♀の方は少し小さめですが、なんとか60mmアップをめざしてがんばりたいと思います。
既に、産卵セットを済ましており、結果を待つのみの状態で、飼育温度を22℃程度に設定しています。
横から見ると結構スリムな体です。
足の付け根の部分に、エラフスホソアカクワガタの特徴のオレンジ色の文様が入っており、去年の個体より文様がはっきりとでています。
冷温蔵庫の1号機です。
ほとんどありあわせの材料で製作しました。
詳しくは工作室のクワガタ飼育用冷蔵庫を見て下さい。
冷温蔵庫の2号機です。
結構使えるので、少しお金をかけてつくりました。
詳しくは工作室のクワガタ飼育用冷蔵庫を見て下さい。
冬場はもっぱらこの温室(セントポーリアを育てるのに購入)にかなりの量のボトルを入れても、25度をコンスタントに保つことが出来、電気代以外に心配の必要がない。
こちらは加温組、ニジイロクワガタの他にエレファスゾウカブト、ヘラクレスヘラクレス、それに熱帯魚の餌となるブラインシュリンプの孵化用の温室としても使用しています。
これ一台あるととても便利です。
この他の場所に本棚を改造した、冬眠中のコクワガタが50頭ぐらいと、オオクワガタが1頭います。